2011.05.30
芯金だらけとモノづくり
近畿地方も梅雨入りし、台風2号の影響なんかで
ず~~~~~~~~~~~~~~っと雨降りが続いてましたが、
今日は久しぶりに気持ちの良い晴れ間が見えた神戸でございます。

こんにちは、DAgDARTのヨシダです。
こんな良いお天気はまったく関係ないのですが
今日は一つ「芯金」の話しでも。
「芯金」というのは、一般的に指輪のサイズを測ったり
指輪のサイズだし・真円だし(指輪の内側をキレイな丸にしてあげる作業)
に使う金属で出来た棒状の道具のことです。
DAgDARTの工房にもイロイロな芯金がアリ、今日はその芯金の紹介!

ざっと出してみたんですが、こんだけ出てきました。
細いのやら太いのやら楕円やら・・・・・
まずは一番オーソドックなヤツ!

コレ!
一番一般的な芯金で、
リングを仕上げる工程の「サイズだし」を行うのに良く使います。

等間隔にサイズのメモリがあるんで、コレを目安にサイズを出します。
※磨きをかける前にサイズを出すのですが、その時にメモリよりもちょっと上、
丁度写真の位置くらいでサイズを出すのが味噌。
なぜなら内側を磨いたときにサイズが若干広がるからなのダス。

サイズを出す時にこの「木槌」や「プラスチックハンマー」で叩いてキレイな円にしていきます。
ストレス発散するくらい叩きます。
この時執拗に叩くのは、「硬化」させる為でもアリ、
シルバーは叩いたり曲げたりするとだんだん硬くなっていく性質があるのデス。
この芯金を使って、硬く、強くしてあげます。

そしてお次はコレ!
これは芯金というよりも、サイズ棒という呼び名の方が一般的。
右がプラスチックで出来たモノ左がアルミですね!

このプラスチックのサイズ棒は先程の芯金同様とてもよく使います。
このサイズ棒は傷がつきにくいので、仕上がったリングのサイズを測るのに使ったりします。(ギュッってやるとモチロン内側に傷がいくのでそっと!優しく!)
店頭で接客する時にも使うので、見たことある人もいるかと思います。
一方左のアルミで出来たサイズ棒なんですがぁ・・・
正直ヨシダはあんまり使いません。
アルミのサイズ棒に指輪を入れてハンマーで叩くとサイズ棒がボコボコになってしまい、
仕上がった指輪に使うと逆に指輪の内側に深い傷をつけてしますんで・・・・・
唯一使うのはWAX製作の時にサイズを出す時ですかね?
対WAXになるとサイズを一番正確に出せるサイズ棒だと思います。
※「WAX」については以前のブログ参照で。

お次はコレ!
メチャ細い芯金です。

オーソドックスなモノと比べるとこんなに差があります。
まるで大人と子供・・・

このリングゲージは1号サイズのゲージなんですが、
こういった小さいサイズのお直しやパーツで真円を出したい時に使用します。

小さいのもあれば当然大きいモノもあります。

細長いのと極太サイズ!

このゲージは30号のゲージなんですが・・・・・
この細長いほうはハッキリ言って使えません(笑)
ビッグサイズの指輪の真円もだせるんですが、
指輪が下部にいきすぎて叩きにくいのなんの。

それよりもコッチ!
太くて重くて叩きやすい!
このゲージも30号なんですが、まだまだいけます!
50号くらいまでいけるんちゃいますかね?知んないですけど・・・
でもゲージも30号までしかないんで、30号より上のサイズになると、
1号1号計算していかないとダメなんでちょっと大変(汗)

これはもはや「芯金」ではなく木型ですね!
バングル用の木型です。


コレは楕円タイプ!真円タイプの木型もあります。
この木型に合わせて先程のハンマーで叩きながらバングルの形を作っていくのですが、
リングみたいに一周つながってないんで、キレイなバングル形を作るのは以外と難しいんですよ!

最後はちょっと変わった芯金。
パッと見普通なんですが・・・・・


わかりますかね?
実はこの芯金も楕円形なんです。
こんなもん何に使うのかというと・・・

例えばこのdagdart MOCHAのリング DR-259

このリング、フクリンの周りに18金の金線を巻いてるのですが

この金線がキレイにフクリンに沿うように
一つ一つこの芯金を使って、フクリンと金線を形どって石座を作っています。
とか偉そうなこと言っていますが、
そうしないとね、フクリンと金線の隙間がね、もうグズグズになるんですよ・・・
どうなるかって・・・・・・
当初このリングを製作した時はフクリンもキャスト!金線だけ後から巻く構想やったんですが、
実際やってみると同じリングでもキャストによってフクリンの円周が微妙に(ホンマ微妙に)
違ったりして、金線を巻いた時に多少隙間ができる事があり、
その隙間があるまま仕上げるととても美しくない。
同じモノを同じクオリティーで製作するのが難しかったんです。。。
まぁ、簡単に言うと、一度失敗して試行錯誤の結果がこの芯金を使った作りかたなのです。ハイ。
失敗から学ぶ事も多いです。
このリングもね、何個も召されました。。。
まぁ、その失敗分自分達の納得のイクもんがね!これまた不思議と出来るんです!
・・・・・・・・・・今回は話しトビトビでマニアックな話しにもなりましたが、
まぁ、創るもんに妥協すんな!
ってことで。
さよなら。
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